お一人ですけど、アマゾンのカスタマーレビューに記入いただきました。
”古事記の時代について、史観ベースの論理と丁寧な説明で解かりやすい内容だと
思います。
邪馬台国と大和政権のつながりを大きな発想とスケールで解釈されています。”
こうした感じでもう少し続きます。
ありがたいのは丁寧に読んで理解いただいていることが分かるコメントだという
ことでした。
こうしたレビューを見て購入を決めてくださる方もおられるかも知れません。
また気が付いたのは自分の役割、立ち位置です。
考古学の先生の話しを普段別の世界にいる方々が理解しようとしても難しいこと
です。言葉や前提知識というものが違っていることが大きいためでしょうか。
ところがご本人は意識していないかも知れませんが、良く聞いたり、読んでみたり
すると大変面白いこと、衝撃的なことを言っておられたりします。
例えば神社の建立は7世紀後半からというのは考古学学会ではもはや定説です。
私はこの事実を知った時には驚きました。
「ちょっと待ってください。寺の方が早いのですね」
逆に先生方は古事記や魏志倭人伝の内容となると途端に素人になります。
論文内で「帥升(すいしょう)*とは神武天皇のことで。。。」と平気で書いてい
たりします。(いえいえ違いますから)
自分の役割というのは、専門家である彼らの説明を想像を交えながらになりますが
そこで何が起こったのか、どんなドラマがなぜ起きたのかなど分かりやすく、世の
中に伝えることかなと次第に思ってきたところです。
レビューを書いてくださった方への感謝と気付きについて徒然なるままに書き留め
てみました。
*:師升は、弥生時代中期・後期の倭国の有力な王と推測される。西暦107年に後漢に
朝貢した。日本史上、外国史書に名の残る最初の人物。
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