神の国となっていく大和の潜在能力

羽根飾りの戦士

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絵画土器、出土物から推測した戦士の姿です。
ただ唐古鍵は平安な時代が長く続き、この格好は祭祀用ではないかと考えられて
います。
武器も木製、楯もかなり薄いもので実用的ではないとのことでした。

鳥装の巫女

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鳥装の巫女の絵画土器は、唐古鍵以外の遺跡からも出土しています。
卑弥呼も同じような格好をしていたとの見方もあります。
どうでしょう?
私は卑弥呼は当時流行り始めていた不老長生「神仙思想」の影響を受けており、
そのために各国の首長から支持されたのではないか。
下の写真のような仮面を使った、また天候に左右されないため、神秘性を高める
ために、屋内での儀式をイメージするのですが。。
ここはもう少し遺跡からの発見を待つしかないようです。

纏向遺跡から出土した仮面

木製仮面

土器を重ねた井戸

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奈良は盆地といっても平野のように広い場所です。
水は大丈夫なのかと思っていたら、1m少々掘るだけで水が出るとのこと。
上の写真は底が壊れた土器を重ねたものです。
これだけで井戸の完成です。

水はその地の信仰を決定づける大切な要因です。
大和の広大さ、水の豊富さ、そこで育った唐古鍵集落の銅鐸生産。
三輪山で縄文時代から続いていた磐座祭祀。
今回の奈良行きでは「神の国」となっていく土壌を見て来た思いがします。

 

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