沖ノ島は奈良県の石上、三輪の祭祀と共に4世紀後半から大規模化します。 鏡などの奉献品を見ると九州の古墳にも比類ないもので、一豪族の宗像氏だけ では出来るものではないと小田富士雄氏(福岡大学名誉教授 考古学)は指摘 します。 大和王権が関係していたようです。 国家的祭祀の場と記事にもありますが、まさしくその言葉が相応しい神域です。 なかなか立ち入り調査が出来ない場所ですので、調査結果にも期待したいとこ ろです。 4世紀は祭祀の変遷から見て卑弥呼、台与と言う宗教者がトップだった時代 (3世紀)から、政治指導者への時代へと変わった時と思われます。 この件は後日まとめるようにします。
国際記念物遺跡会議(イコモス)は7日、福岡県宗像、福津両市にある古代遺跡「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録に向けた現地調査を始めた。 調査は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの諮問を受けて実施。ニューカレドニアの考古学者、クリストフ・サンド氏が、古代から国家的祭祀(さいし)が行われ、貴重な出土品が多いことから「海の正倉院」と呼ばれる沖ノ島など八つの構成資産を訪れる。11日まで。
情報源: イコモス:宗像・沖ノ島で世界遺産調査を開始 – 毎日新聞