淡路島初の中国鏡片確認 弥生時代の集落跡「舟木遺跡」(1/2ページ) – 産経WEST

イザナキ・イザナミ

このところ淡路島では重要な発見が続いています。
昨年発見された松帆銅鐸は弥生時代前期~中期(紀元前3~紀元前2世紀)のも
の。
今回は中国鏡の一部が出てきました。発見されていた出土品を調べていたら中国
鏡であることが分かったとのこと。

鉛の成分分析から後漢時代の1世紀中頃から後半にかけて中国華南地域で作られ
た可能性が高く、同時に出土した土器の年代などから、生産されて比較的早い時
期に淡路島に伝えられたようです。

興味を引かれるのは、奈良にある唐古鍵遺跡は銅鐸製作の本拠地。
そのすぐ近くの淡路島で、しかも舟木遺跡は瀬戸内海に多く存在する高地性集落
の中心地と思われます。
瀬戸内勢力は卑弥呼や大和政権が強い影響力を持つ前、かなり早期から鏡を祀り
始めている可能性が出てきました。
瀬戸内海に点在する高地性集落の遺跡研究が進むとこの銅鐸と鏡の関係が解明で
きるかも知れません。
国生みの地、淡路島の位置づけが変わっていく可能性があります。

兵庫県淡路市教委は26日、同市舟木の弥生時代の集落跡とみられる「舟木遺跡」で発掘された青銅器片を再分析した結果、青銅製の中国鏡の一部であることが分かったと発表し…

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