13日月曜日にテレビ朝日の「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」という番組で伊勢 神宮の3時間の特番をやってました。
内宮 荒祭宮 覆屋
新しい情報が何か出てくるかと思い見ていたのですが、最後の最後に内宮の「古殿地」 が映されました。 古殿地とは、今の正殿の隣にある前回の遷宮まで正殿があった場所です。 立ち入り禁止で通常見ることが出来ません。 覆屋(おおいや)がありました。 覆屋とは「心御柱」という正殿の真ん中にありながら床下で終わるという短い柱を守 る小屋です。 心御柱は最初に建てられ、遷宮後も残る柱。 その建立は日時も明かされず、暗闇の中で行われます。 大物忌という童女だけが祀ることができ、伊勢神宮でも「秘中の秘」とされるもので す。出演者のお坊さんが心御柱について質問をすると、神職の方は「口にすることも 憚られる秘密です」と答えていました。 噂には聞いていましたが、現職の神職さんからこのセリフが聞けるとは思っていな かったので驚きました。 記紀編纂、伊勢・石上・出雲の宮の建立と続いた7,8世紀の国家事業の集大成が ここにあるようです。 上の写真は正殿近くにある天照大神の荒魂を祀る宮の覆屋です。 正殿のミニチュア版と言われていて、こちらは自由に参拝できます。