戸隠神社は山の中 水源地信仰が生んだ霊場

長野の山に入ると石碑にばったりと出会うことがあります。
「〇〇村 5世帯17人 XX飢饉で全滅」などと記されていたりします。
昔ここに村があったことを示すものです。
水は命そのものです。
昔から人は風が水を運び、山に当たると雨になることを知っていたのでしょう。
水源地には強い信仰が生まれ易く、戸隠の信仰を辿ると雨ごいの「龍神信仰」、それが発展
して今にも続く農耕の神「九頭竜信仰」が始まります。
そして信仰の厚い地であるために修験の霊場が作られ急速に発展しました。
平安時代の末には「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と
言われるほどに栄えました。

近くにある種池では毎年6月には雨ごいの神事が執り行われます。 
戸隠神社は5社から成ります。今回の写真は宝光社、火之御子社のものです。

      01_D716205-03Trm四つ切りAWB標準標準HLC300_R         宝光社 摂社の鳥居      










    



 










               芸能の神様 火之御子社 18_D712321画像編集Trm四つ切りAWB標準標準_R        神楽舞奉納の出番待ちの子供たち。ちょっと緊張気味です     


               宝光社 参道の石段    20_A282233回転-28TrmW四つ切りAWB標準K1_R         
 昔と違って天候の変わり方が極端になりましたので、神職の方が雨乞いの時申し上げる
内容も「雨を降らせてください」から「適度な雨をお願いします」に変わったようです。