神道は宗教なのか?

 東北大震災から1年後の陸前高田市(2012年3月11日)

毎年3月11日を迎えると思うことがあります。
自然信仰を基に先祖崇拝を合わせて成り立ったものが神道であると言われます。
神道は宗教なのでしょうか?
司馬遼太郎が「街道をゆく」で言うように「かなり特異なものである」ことは間違
いないでしょう。
宗教の三大要素である
1.教義・教え
2.教典(教えが書いてあるもの)
3.布教
が全てありません。
神道は知識といった頭で理解するものではなく、自然の美しさを見て感動し、災
害を前に畏れ、収穫に感謝するという直感的なもの、心の奥底にあるものの表れ
だと思うのです。
宗教とは一般的に言われるように「人間の力を超えた存在を中心とする観念、その観念体系に
もとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団」。
信仰はその観念により動かされる心的な動き、また行動を指すもの。
そうした視点から見れば、神道は宗教であり、信仰であると考えます。
目に見える教義はありませんが、「お天道様が見ているから」「お米は作ってくれ
た人に感謝して、一粒も残さずに」「人様に迷惑を掛けないように」など民族とし
て伝えてきたものがあります。

2011年3月11日を境にそれまでよく言われてきた「日本人は信仰心がない」
「日本は無宗教の国である」といった言葉は聞かれなくなりました。
日本が伝えてきたこの心を大切にしていきたいと思います。

 

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